環境殺菌消毒サービス、微生物検査受託試験、エアロゾル噴霧器、研究用実験機器、細胞実験装置
VITROCELL® 12/6 CF
ステンレスばく露モジュール

The VITROCELL® 12/6 CFモジュールは、哺乳類動物に由来する細胞にエアロゾルガス、たばこ煙等の混合物、ナノ粒子、あるいは粉塵などの空気中に存在する物質を直接ばく露させる研究のために開発された装置です。実際には通常3ウェルを被験物質のばく露用に使用し、残りの3ウェルはクリーンエア対照用に使用します。
モジュールの追加によって、用量のグレードアップが簡単になります。また、各モジュールで異なる濃度の被験物質をばく露でき、一回の実験で濃度段階別・用量別の反応データを得ることができます。細胞はALIに設置された6つのセルカルチャーインサート上にて、定流量のエアロゾルで暴露されます。ばく露終了後、細胞毒性、遺伝毒性、細胞増殖性、酸化ストレス、炎症などの様々なエンドポイントで解析します。

培地供給
培地はモジュールに静的(重量法/シリンジ)で、または培地ポンプを用いて断続/連続的に供給・.交換される2パターンあります。
Base module

このベースモジュールは、電解研磨済みステンレス製で、 121° C (250° F) で20分間オートクレープ可能です。ウェルサイズは、6ウェル構造用に製造されている商品です。アダプターを併用することで、モジュールに24ウェルサイズのインサートを自由に組み合わせることもできます。水を効率的に加熱および循環し、高精度な温度制御が可能なため、ばく露モジュール内の一定温度(37° C/99° F)を可能にします。オプションとして、培地ポンプを使用し供給・交換を連続・断続的にすることも出来ます。

6ウェルモジュールタイプに最適(12ウェルサイズ) – アダプターを併用し、24ウェルサイズインサートの利用可能
Top module


ベースモジュールサイドのレバーロック(2つ)で簡単に固定できます
優れたシーリング加工や接続技術により、エアロゾル発生器とトップモジュールの接続において、高い気密性を実現しました。また、ナノ粒子を含むエアロゾルガスを考慮し、特別に設計された VITROGLIDE ステンレス製供給口を使用しています。エアロゾル発生器から、分配/希釈装置に接続されています。制御された真空フローを使用し、小さな排出口を介してモジュールからの排出が行われます。真空ポンプに接続された VITROCELL校正バルブは、流量を効果的に制御します。また、トップモジュールに高品質のアルマイト処理されたアルミニウムを使用し、さらに水回路を加熱するための供給口/排出口の装備により、高精度な温度制御が可能になりました。
マイクロバランスセンサー用オプション
QCMセンサー(マイクロバランスセンサー)は、ばく露モジュール (VITROCELL® 12/6 CF)に取り付け可能です。推積質量を毎秒10ナノグラム/cm2 の分解能で測定することが出来ます。結果は、VITROCELL® モニターソフトウェアによってオンラインに記録されます。データはグラフで表示され、 MS Excel ®に保存されます。VITROCELL® モニターソフトウェアではデータはCSVファイルに保存され、Excel®等の表計算ソフトへの出力が可能です。

線量測定用のモジュールなど、機械を自由に組み合わせることが可能
線量測定用シングルモジュールの取り付けができます。またシングルモジュールに、エアロゾルの液体捕集をするため、ステンレス製インサートの収容が可能です。これは、マイクロバランスセンサーを取り付けることで代替できます。さらに粉塵計は、ばく露モジュールのトップモジュールに取り付けるか、エアロゾルの流路に直接取り付けるか選択できます。

ばく露モジュールに接続された粉塵計・濃度測定用モジュールを備えた架台

流路に直接接続された粉塵計・濃度測定用モジュールを備えた架台
特徴
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COSTAR®製,FALCON®製,ThinCert®製12ウェルサイズのセルカルチャーインサートに対応
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処理能力が高い
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全ての部品がオートクレープ可能
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電解研磨処理済ステンレス製ベースモジュール
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加熱回路がベースモジュールとトップモジュールに内蔵されている。
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インレットの双曲面形状により最適化された粒子吸着と拡散を実現。
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オプション:マイクロバランスセンサー
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Option: Quartz Crystal Microbalance